力のコントロール
歯科衛生士の池内です。
今回は、前回(9月28日)の続きで、TCH(上下歯列接触癖)をやめる事によって何が防げるのかについてお話させて頂きたいと思います。
TCH(上下歯列接触癖)は、顎関節症だけでなく、他のさまざまなお口の中の症状と関連があると考えられています。
定期的なメインテナンスを行っているにも関わらず、詰め物・被せものが外れたり破損する場合や、歯周病の悪化です。
歯周病は歯垢が原因で起こる感染症なのですが、TCH(上下歯列接触癖)をはじめ、噛みしめや歯ぎしりによって悪化する事があります。
ここには、歯垢による炎症の問題だけでなく、お口全体にかかる力の問題、就寝時の歯ぎしりやくいしばり、日中のくいしばりや噛みしめの力の強さが関係していると言われています。
ただし、歯ぎしりはほとんどがギリギリと音はしないのでご自身も周りの方も気付いていない事が多いです。
この力の問題には、TCH(上下歯列接触癖)も含まれているとも考えられています。
歯の接触時間は、通常20分程度です。
この事を考えると弱いけど長くかけ続ける力は、強い影響を与えていることが想像できます。
しっ かりメインテナンスをしていたとしても、TCH(上下歯列接触癖)を含めた力に対するコントロールがなければ、歯周病の悪化や詰め物・被せものの破損、イ ンプラントのねじのゆるみなどが起きてくる可能性がありますので、そちらのコントロールもメインテナンス時に一緒にやっていきましょう。
メインテナンスを続けているからこそ気付く事が出来ることもたくさんあります。
1本でも多くご自身の歯を残せるよう最大限サポートさせて頂きたいと思います。
気になる事や不安に思われている事がありましたら、お気軽にご相談下さいね。
2014年10月5日




