お口の機能の大切さ
皆様、こんにちは(^o^)歯科衛生士の池内です。
今回は、お口の機能の大切さについて、お話させて頂きます。
さて、お口の働きにはどんなものがあるでしょうか?
まずは、噛むですね。
そして、飲み込む、発音をする、呼吸をする…このような働きがあります。
ですが、そのお口の機能の低下が今深刻な状態になっています。
身体も筋肉が低下すると、色々な病気に繋がりますが、お口も筋肉の塊で出来ているので、その筋肉が低下(口腔機能低下症)またはうまく発達していない(口腔機能発達不全症)と、色々なことに影響が出てきてしまいます。
お口の機能の低下で全身の病気に繋がることもあります。
さて、皆様ここでお口の機能のチェックをしてみましょう!
当てはまるものはありますか?
例えば、
▫お口がポカンと開いている
▫リラックスしている時など舌が歯と歯の間 に挟まっている
▫うまくうがいが出来ない、またはうがいをした後にお口の周りに水滴がついている
▫お話をしている時に、舌が飛び出してくる
▫あまり噛まない・丸飲みしている
▫ムセる
▫食事の時に舌が出る
▫飲み込んだ後、お口の中に食べかすがたくさん残っている
▫いびきをかく
▫️姿勢が悪い
皆様、どうでしたか?
これらの内、1つでも当てはまれば、お口の機能が低下している可能性があります。
お口の機能が低下する事で、全身にも影響が出てくる、と先ほどお話させて頂きましたが、歯科に関わる影響は…と言いますと
⚫歯並びが悪くなる
⚫虫歯になりやすくなる・一度治療した歯がまた虫歯になる
⚫歯周病の進行
⚫お口が乾燥しやすい(唾液の量が減る)
⚫誤嚥性肺炎
⚫睡眠時無呼吸症候群
などです。
お口の機能を育てるには、身体と同じく鍛えてあげる必要性があります。
当院ではMFT(口腔筋機能療法)を用いてお口の機能を育成するトレーニングを行っています。
MFTは全部で数十種類のトレーニングがあり、年単位の訓練になります。
それぞれの方にあった訓練を少しずつステップアップして進めていきます。
早期にトレーニングをする事で、矯正器具を使用せずとも、このように歯並びが変化する事もありますよ!
(写真クリックして頂けると表示されます)
日々の努力が不可欠にはなりますが、ご興味がある方は一度受けて見られてはいかがでしょうか?(自費診療となります)
お口の機能は本当に大切です。
全身の健康はお口からと言っても過言ではないと思います。
お口の機能があなたの人生を変えるかもしれませんよ‼
2021年1月24日
歯科衛生士医療系国家資格最強説
院長の吉田です。
前回の投稿で歯科衛生士のお話をさせていただきましたので、今回はその役割といいますか、業務内容について述べたいと思います。大きく分けて3つあります。
1、歯科保健指導:
これは皆さんご存じの通り歯磨き指導ですね。患者さんにあった歯磨き用品の紹介、入れ歯の清掃や管理方法指導、などですね。正直お口のケアに関しましては歯科医師よりも歯科衛生士の方が詳しい事も少なくありません。
2、歯科予防処置:
虫歯、歯周病、歯列不正などになりにくくし、よい状態を維持するための処置ですね。歯石除去、歯面清掃、フッ素等の薬物塗布、口腔筋機能療法などですね。
3、歯科診療補助
歯科医師が行う治療の補助、サポートです。常に歯科診療の流れを先読みし、患者さんの状態を把握しつつ、円滑に治療が進むようにします。
ちなみに、矯正治療におきましては日本矯正歯科学会、日本小児歯科学会の見解では、ワイヤーを曲げる事以外は全て歯科衛生士が処置可能としていますので、当院でもその見解に沿った対応をさせていただいております。(但し、歯科医師と同等の歯科矯正学の研修を受けた歯科衛生士に限る)
逆に、出来ない事は
歯の切削、歯を抜く、麻酔注射そして
レントゲン撮影をする事、等です。
レントゲンに関しましては、患者さんの位置決め、装置の保持等は歯科衛生士が行う事に問題ありません。
ですので当院ではレントゲン撮影の際セッティングと装置の保持等は歯科衛生士が行う事もあり、それを歯科医師が確認した上で撮影ボタンを押します。
当院におきまして歯科衛生士が撮影ボタンを押す事は絶対にありませんし、歯科医師が全責任をもって撮影させていただいておりますので、どうぞ安心して検査をお受け下さい。
今回は歯科衛生士の役割と業務についてお話させていただきました。
私は歯科衛生士は医療系国家資格最強!、と思っております(笑)
人類の難病の一つである、歯周病を治せるのですよ!歯科医師も治せないような歯列不正を治せるのですよ!
(歯科医師の先生方からのお叱り覚悟で言いました!)
他にも理由はたくさんありますが、また別の機会に。
もし中高生や資格取得を目指す社会人の方がこのブログを読んでおられましたら、是非とも歯科衛生士を目指して欲しいですし、願わくば卒業後当院で勉強してレベルの高い歯科衛生士になって欲しいです。
すみません、今回の投稿は暴走気味になってしまいました。大変失礼致しました。
吉田
2021年1月16日
2021年明けましておめでとうございます!
院長の吉田です。
コロナ感染拡大の収束が見えないまま、新年を迎える事になってしまい、おめでたくない雰囲気が漂ってますが、明るい未来を信じあえて言わせていただきます。
明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願い致します!
さて、今年は最初に
「一生何でも食べれる歯を維持するには」
という話をさせていただきます。
歯を失う原因として主に虫歯があります。
「虫歯やったら治療して終わりでしょ?」
とよく言われます。果たしてそれで一生安泰なのでしょうか?
「私はすごい歯磨きしてるから大丈夫!」と言われます。
それはもちろん大切ですね。
しかし、実は一回治療した歯がまた虫歯になる確率はかなり高いです。
そもそも治療が精密に行われてないといけません。
そして、一回虫歯になったという事は虫歯菌がお口の中にいるわけですから、その数を少なくコントロール出来てないといけません。
それに加え、歯並びやかみ合わせが良くない方は再発のリスクが上がるため、更なる対策が必要となります。
食生活の見直しや口腔機能のチェックも続けないといけないです。
セルフケアでは限界がありますね。
そこで歯科医院に定期的に通い歯科衛生士さんのケアを受けて頂く事をお勧めします。
歯科衛生士は以下の事を行います。
虫歯になってないか?虫歯でも治療の必要がある虫歯なのかどうか、のチェック。
詰め物の適合、かみ合わせに問題ないか?のチェック。
歯石や着色、歯垢を綺麗にし、虫歯菌が住みにくい環境にする。
食生活や口腔機能(舌や口唇の力、嚥下機能)のチェック。
など。
もちろん歯科医師もこれらを行うわけですが、歯科衛生士の技術と見識で歯科医療の質がずいぶんと変わってくるのが事実です。
実際、皆様も歯科医師より歯科衛生士のほうが何かと相談しやすい事はないでしょうか?
残念ながら、かみ合わせや口腔機能のチェックまで出来る歯科衛生士は多くないですよ。
質問
「一生何でも食べれる歯を維持するには」
答え
「確かな技術と見識を持ち、親身になってあなたの歯をケアしてくれ、そして末長く診てくれる歯科衛生士さんを見つける事!」
これは断言出来ます(あくまで個人の見解ですが)
しかし、このような歯科衛生士さんは残念ながら多くないですよ・・・
当院は開院してから20年が経ち、無事21年目を迎える事が出来ました。
20年間通い続けていただいてる患者様もたくさんいらっしゃいます。
本当にありがとうございます。
スタッフの皆様、業者のみなさま、いつもお世話になりありがとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
院長 吉田
2021年1月5日