唾液の量が減るとどうなるの?
歯科衛生士の池内です♪
今回も、前回(2017年3月12日)に引き続き「唾液」についてです。
今回は、唾液が減るとどうなるかについて、お話させて頂きます。
皆様、‘ドライマウス’って聞いた事ありますか?
「お口が渇く」のが一時的ではなく、慢性的に起こるのがドライマウス(口腔乾燥症)という病気です。
唾液が減ると前回お話させて頂いた唾液の働きが弱くなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうのです。
それ以外に、味覚障害が起こったり、口臭が強くなることもあります。
では、口臭乾燥のサインとしてどのような症状が現れるか…ですが、
1、水がないと食べ物が食べられない
2、唇が渇く
3、お口の中がカラカラする
4、話しづらい
5、唇や口角が切れやすい
6、口内炎ができやすい
7、お口の中がネバネバする
8、舌がヒリヒリする
9、目も乾く
10、舌が乾燥している
皆様、いくつ当てはまりましたか?
これらを、日常的に感じるようでしたら、一度歯科医院の受診をおすすめします。
唾液の量が減るのは、色々な原因がありますが、当院で行っていますMFT(口腔筋機能療法)を行うことによって、唾液量UPに繋がる事もありますので、気になる方はご相談下さい。
写真は、桃太郎神社と犬山城です⭐
2017年3月20日
唾液はとっても働き者
こんにちは!歯科衛生士の池内です(^O^)
本日は、『唾液』についてお話させて頂きます。
いきなりですが、問題ですφ(..)
唾液は、1日にどれくらい分泌されるでしょうか?
①300ミリリットル~500ミリリットル
②1リットル~1.5リットル
③2リットル~2.5リットル
正解は、②です。意外に多いですよね。
この唾液には、さまざま働きがあり、お口や歯をはじめ、からだ全体を守ってくれるとても大事な役割を果たしてくれてるんです。
では、具体的にどのような働きがあるのか…ですが、
歯茎や舌などの粘膜を保護して傷つかないようにする「潤滑作用」
食物に含まれるデンプンを糖に変える「消化作用」ご飯をよく噛むと甘く感じるのはこの作用です。
そして、細菌からお口を守ってくれる「抗菌作用」
食べかすを洗い流してお口に残るのを防ぐ「洗浄作用」
歯が溶けるのを防ぐ「緩衝作用」
傷を治す「粘膜修復作用」
虫歯や歯周病から歯を守る「歯の粘膜保護作用」
など、唾液にはこんなにたくさんの役割があるんです。とっても働き者ですよね。
ですが、この唾液が減ってしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうのです。
次回は、唾液が減ることによって起こる口腔乾燥について、口腔乾燥のサインも交えてお話ささせて頂きたいと思います。
歯科医院の窓から見えるサクラの蕾が少しずつ色づき始めました♪
春の訪れ楽しみですね(^o^)
2017年3月12日