歯周病って、どう治していくの?
歯科衛生士の池内です。
前回(2015年9月24日)、歯周病についてお話させて頂きましたが、今回はどのように歯周病を治療していくのかをお話させて頂きますね。
まずは、前回の復習からです。
さて、問題です。ちょっと難しいかもしれませんが、歯周病の炎症の原因は何でしょうか?
原因となるものは、いくつかありますが、直接的な原因は、プラーク(歯垢)でしたね。
そのプラーク(歯垢)や歯石は、目に見える部分だけでなく、歯周ポケット(歯と歯茎の溝)の奥深くにも付着しています。
歯肉の上の部分のプラーク(歯垢)はご自身でのブラッシングで取れても、歯周病ポケットの奥深くや歯石はご自身では取れないのです。
炎症となるプラーク(歯垢)が付着したままだと、どれだけブラッシングを頑張っても歯周病は治らないだけでなく、進行する恐れもあります。
残念ながら、自然治癒はないんです(´ω`)
歯石はゴツゴツしてるので、そこにプラーク(歯垢)が更に付着し、歯周病を進行させていきます。
ですので、このご自身では取りきれない部分を除去し、歯肉の健康を取り戻すなのが歯科医院になりますので、歯科医師や歯科衛生士にきれいにしてもらいましょう。
ただし、きれいになったらそれで終わりではないですよ!!大切なのはその後ですよ‼
なぜかと言うならプラーク(歯垢)や歯石を除去しても、それだけでは歯周病は治らないからです。
歯周病の治療において大事なのは、ご自身でブラッシングがしっかり出来ていないとまたプラーク(歯垢)が歯肉に入り込み、炎症が再発してしまうので、ブラッシングをマスターしないといけません。
当院でもブラッシング指導を行っていますので、分からないことがあれば、歯科医師又は歯科衛生士に聞いてみて下さいね。
一緒に力を合わせて歯周病を治していきましょう(^^)/\(^^)
そして、何より大切なのは、歯周病が治ったとしても、定期的にメインテナンスを続けて、歯肉の健康を保っていくことですよ。
先日、伊豆に行った時に富士山の初冠雪が見れました♪あまりに、きれいだったので思わず写真を撮りました(^O^)
2015年10月25日