新年のご挨拶
院長の吉田です。
新年明けましておめでとうございます!
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、私事になるのですが新年早々に地元の高齢者の方対象に
お話をする機会を頂いておりますので、今回のブログはそこで
お話を予定している内容を新年のご挨拶代わりとさせていただきます。
今回2点お話する予定です。
まず、コロナに関してになります。
年末に大阪府吉村知事もツイートされておりましたが、
新型コロナウイルスが唾液腺に感染することを突き止めた大阪大学の研究グループが、人体には無害の薬剤を使って口の中のウイルスを不活化させ、飛沫感染を抑えられる可能性がある事を、世界で初めて示したようです。
ワクチンや治療薬は医療行為という事で何かと難しい問題もあります。
しかし、この薬剤が本当に有効なら例えば、食事前にこの薬剤を使ってうがいをすれば集団での会食も可能になるのかもしれません。予防の第一選択になり得ますね。
ただ、いくらその薬剤でうがいをしても歯周病を治療されてない方は重症化するというデータもありますので、その点普段の歯科医院での健診が必要となります。
もう一点はフレイルについてです。
フレイルとは日本語では虚弱という意味になります。
人は年を重ねていきなり寝たきりになるのではなく(事故、病気を除く)
かならず、このフレイル(虚弱)という状態を経るのだという話をさせて頂きます。
すなわちフレイルという状態にならなければ、
寝たきりにもなりにくいという事になります。
そして重要なのはこのフレイルはオーラルフレイル(口腔の機能虚弱)から始まるという事なのです。
後期高齢者の皆様には大阪府から歯科健診の紙が届いていると思います。
その健診でオーラルフレイルのチェックを行っているのです。是非とも毎年歯科医院で受けるようにしてくださいね。
しかし、そのオーラルフレイルは幼少期から始まっているという事もお伝えしたいのです。
それを口腔機能発達不全症といいます。
歯並びが悪いお子様のほとんどが、この口腔機能発達不全症にかかっており、
将来オーラルフレイルにならない為に歯並びを医学的に問題ないレベルに治療しておく必要があると考えます。(これは私見ですので、先生により意見は変わると思います)
歯並びが悪いのを放置すると、長い年月をかけて
口腔機能発達不全症→オーラルフレイル→フレイル→寝たきり
という道をたどってしまうかもしれません。
歯並びが悪いのは見た目だけの問題だから治療しなくていい、なんて考えないでください。矯正以外でも何か出来る事があるかもしれません。
信頼できる歯科医院で相談してください。
お子様の未来の健康の為、是非ともお願い致します。
本年もスタッフ一同全力で治療に取り組む所存でございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
院長 吉田忠史
2022年1月6日