見た目以上に影響のある歯並び
皆様こんにちは!
歯科衛生士の池内です(^_^)
この噛み合わせ
もしそのままにしておいたら悪影響ってあるのかな…
皆さま気になるところではないでしょうか?
例えばこちらの歯並び
過蓋咬合【かがいこうごう】と言います!
こちらの歯並びの特徴は
前歯の噛み合わせが深く
上の前歯が下の前歯を覆ってしまっている
状態です。
骨格的に問題がある場合と
歯の位置に問題がある場合があります!
両方が合わさって過蓋咬合を起こしていることもあります!
一見きれいな歯並びに見えることもあるのでご自身で自覚する事が難しい歯並びでもあります!
検診でも見逃されてしまうことも…
過蓋咬合は放置すると
色々な影響が出やすい
と言われています(((・・;)
具体的に
どのようなことが起こる可能性が高いかと
言うと…
①口内炎や炎症
下の前歯が上の歯茎に食い込み
歯茎を傷つけてしまうことがあります!
その結果
口内炎や歯茎の腫れといった
お口のトラブルが起こってしまう事があります!
②咀嚼(噛む)の障害
噛み合わせが深い為
咀嚼(噛む)時
食べ物を奥歯でしっかりと
噛みしめることが出来ない事があります!
また
奥歯で噛もうとしても
しっかり力が入らないため
あまり噛まずに飲み込んでしまうことも…
③顎関節症
顎が後ろに押し込まれる状態が続く為
顎が自由に動かしにくく
顎の関節への負担がかかり
顎関節症が
起こりやすいです!
顎がカクカクなったり
お口が開けにくくなることもあります!
④虫歯・歯周病
唇が閉じにくい為
歯の表面が乾燥しやすく
唾液の量が減ってしまい
その為
歯垢が付着しやすい状態にあります
その結果
虫歯や歯周病のリスクが高くなります!
噛み合わせの力がかかりやすい為
歯茎も退縮しやすい傾向にあります!
⑤肩こり・頭痛
噛む度に顎の関節に負荷がかかり
その状態が続くことにより
首の周りの筋肉が緊張状態になり
肩こりや頭痛などの症状がでやすくなります!
⑥被せものや入れ歯が壊れやすい
十分な強度を保てないため
被せものや入れ歯が外れやすかったり
壊れやすい傾向にあります!
インプラントをするのが難しいとも
言われています!
このようなものが
影響として挙げられます!
症状としてはすぐに表れるのは少なく
50代ころから影響がでてくることが多い
と言われています!
なるべく早期に気付き
対処をしていくことをおすすめします!
2021年7月31日