MFTって何?
皆様、久しぶりの更新になりすみません。
歯科衛生士の池内です。
MFT(口腔筋機能療法)と言う言葉を聞いた事がありますか?
当院では、矯正治療と並行して行ったり、また矯正治療の前段階として行ったりしているのですが、
MFTとは、「歯列を取り巻く筋肉の機能を改善する訓練法」のことです。
では、お口の機能に問題があるとどのような事が起こるのでしょう。
歯列は、舌・唇・頬などのお口の周りの筋肉からいつも圧力を受けています。
ですので、健康な歯列・噛み合わせが長期にわたって保たれるためには、これらのお口の周りの筋肉からの圧力が均衡を保ってる必要があるのです。
咀嚼(噛む)・嚥下(飲み込む)・発音・呼吸などのお口と関連した機能が正しくないと、歯列に及ぶ筋圧のバランスが崩れ、噛み合わせが悪くなったり、矯正歯科治療の後戻りが起こったり、また、歯周病の発症、被せものが合わなくなるといった事が起こってきます。
上手に食べれない(食事中お口からよく食べ物がこぼれる・むせやすいなど)、上手に発音が出来ないといったことも実はこれらの筋肉が関係しているとも言われています。
MFTによるお口の周りの筋肉の機能改善は、歯列の正常な形態を維持するための環境づくりであり、そして筋圧の不均衡によって起こった問題の解決策です。
あなたの、無意識でやってしまっているクセも影響しているかもしれませんよ。
舌の定位置(2014年2月18日のブログで書いています)がもし正しくなければ、筋肉が弱ってきている可能性が考えられます。
自費診療にはなりますが、MFTだけでの指導も当院では行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
続きはまた少しずつブログに書かせて頂きます。
2015年2月15日