歯列の安定性とMFT
皆様、こんにちは(^o^)歯科衛生士の池内です。
遅くなりましたが、先月出席しました口腔筋機能療法学会の報告をさせて頂きます。
今回のテーマは「歯列の安定性とMFT」だったのですが、いかに日頃の癖が歯並びに影響を与えるのか…について講演を聞いて来ました。
口腔筋機能療法(MFT)を取り入れる事により、例えば口呼吸や舌の癖などを改善することで、歯並びがきれいになった後の後戻りが少なくすることが出来ます。
時間とお金をかけて歯並びを治しても、悲しい事に、癖が治っていなければ、あっと言う間に後戻りが起こってしまいます。
当院では、なるべくその後戻りを少なく(望みは後戻りなくですが…)するためと矯正治療をより効率的に進めていくために、口腔筋機能療法を行っています。
実際、当院での矯正治療後の後戻りが本当に少ないなと実感しています。
これは、患者様が真面目に口腔筋機能療法に取り組んでいただいてる結果だと思っています。
そして、口呼吸や舌の癖は歯並びだけに関係している訳ではないんですよ。
誤嚥性肺炎や摂食嚥下障害といって飲み込みがうまく出来ない…やムセにも関係しているんです。
身体の筋肉も鍛えないと、寝たきりになりますよ!と最近よく聞きますが、実は舌をはじめ、唇・頬っぺたなど全て筋肉で出来ているんです。
ですので、これらも鍛えてあげないといけないんです。
もし、飲み込みがうまく出来なくなった方やムセで悩まれている方は相談して下さいね。
そして発音の悩みがある方も、お口の周りの筋肉が関係していることも…
矯正治療の歯列の安定性もそうですが、今現在の状態を安定させるにもMFTは効率的であると感じています。
現状を維持させるのは簡単なようで難しいですが、今出来る事があればやってみるのもいいのではないでしょうか。
悩みを抱えず相談してみたら、いい方法見つかるかもしれませんよ。
先日、院長と共に講演をさせて頂きました。
2018年11月11日