MFT学会報告の続きです(^.^)
こんにちは!歯科衛生士の池内です。
前回のMFT学会の報告の続きで、誤嚥性肺炎についてお話をされて頂きたいと思います。
誤嚥性肺炎に関しては、以前(2017年8月20日)お話をされて頂きましたが、今回はMFT(口腔筋機能療法)の観点からお話をしたいと思います。
誤嚥をする原因の1つとして、お口の中(頬・舌など)の筋力の低下があります。
例えば、皆さん、ある日食事をしていて急にムセたりすることはありませんか?
頬や唇と歯の間にものが詰まり易くなったりしていませんか?
食事中、よだれが出てくる事はありませんか?
食べこぼしはありませんか?
これらは、お口の中の筋力の低下が原因として考えられます。
もちろん、他の原因もあり得るので、一概には言えませんので、長引く場合はお医者さんに相談して下さいね。
誤嚥性肺炎の予防には、舌の筋力を鍛えることが効果的だと言うデータがあります。
最近は、ご高齢の方に限らず、お子様の舌の筋力の低下も問題視されるようになってきました。
お子様の舌の筋力が弱るとどうなると思いますか?
虫歯になりやすくなりますし、歯並びにも影響が出てきます。
舌の筋力を鍛える方法の1つとして、口腔筋機能療法(MFT)があります。
口腔筋機能療法(MFT)は幅広い年代の方に是非取り入れて頂きたい訓練です。
健康でいるには、おいしく食べ、楽しくお話をし、たくさん笑う事ではないでしょうか。これら全てお口が関係していますよね。
お口の健康を保つことが、全身の健康に繋がります。
将来に備えて、今できる事から始めていきませんか?
今を大切にしていきたいですね(^o^)
写真は龍安寺です。
2017年11月19日
日本口腔筋機能療法(MFT)学会に行って来ました!
皆様、こんにちは>^_^<
歯科衛生士の池内です。
11月2日3日と日本口腔筋機能療法学会に行って来ましたので、ご報告をさせて頂きます。
今回は、「舌を科学する」をテーマに講演を聴いて来ました。
最も感心が深かったのは、口腔機能を鍛えるのは生後すぐから一生必要である事です。
そんな早くから?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、恥ずかしながら私もです(^_^;)
ですが、講演を聴いて納得。
何故かと言うと、歯並びと姿勢(体幹)が大きく関係しているからです。
抱っこする体勢も大切みたいです。
そして、人が飲み込む機能に必要なのはしっかり直立した状態で立てる事がお口の機能を正しく育てることに繋がります。
なので、生後すぐから少しずつ鍛える必要があるんですよ。
なかなかその時期のお口との関わりは、まだまだ認識されていないのが現状なので、浸透していくようにしていけたらと思っています。
歯が生えていない時から歯科医院に行くのはどうなのかな?と思わずまずは、お電話下さい。
一緒にお子様の口腔機能を考えていきましょう。
次回は、学会報告の続きで、誤嚥性肺炎について書きたいと思います。
余談ですが、先日、歯科助手荒木さんの誕生日会をしました❗
2017年11月5日
選ぶ基準は何ですか?
こんにちは(^.^)歯科衛生士の池内です。
ブログの更新が全然出来ていなくてすみませんm(。≧Д≦。)m
皆様、歯科医院を選ぶ時、何を基準に選びますか?
治療が痛くない事でしょうか?
治療回数が少ない(来院回数が少ない)?
治療の説明をしっかりしてくれる事でしょうか?
それぞれの基準があるとは思いますが、私が歯科衛生士として思うのは、1本の歯を大切に考えてくれる先生を選ぶ事だと思っています。
たかが1本されど1本です。その1本があなたの未来を左右すると言っても過言ではないからです。
確かに、歯科医院に通院すると状態によっては来院回数がかかるのが現実ですが、きちんとした治療にはそれだけ回数がかかってきます。
歯は一生使うものだからこそ、今だけを考えず、将来の事も踏まえて歯科医院を選んでみてもいいのではないでしょうか?
メディアやインターネットで色々な情報が得られるこの時代ですが、全員に当てはまる事は少なかったりします。
気になる事がすぐ聞ける、個人にあった正しい情報を教えてもらえる、そして、納得するまで説明をしてくれる…そういった医院で皆様には治療を受けて頂きたいなとつくづく思います。
そして、治療が終われば、予防が大事ですのでそこも大切にしている医院がいいですね。
患者様とお話をしていて、歯科医院での苦労をたくさんお伺いし、1人でもこのような悩みを抱える患者様が減ればいいなと思い、今回のブログで書かせて頂きました。
1人でも多くの患者様の歯の健康が保てますように☆☆☆
先月の連休の東京スカイツリーに行って来ました(^O^)
東京湾サンセットクルーズも凄い良かったですよ♪
2017年10月18日
早めのケアが大切です。
こんにちは(^.^)歯科衛生士の池内です。
毎日暑い日が続いていますが、皆様体調崩されていませんか?
今回は、最近テレビでよく耳にするようになった【誤嚥性(ごえんせい)肺炎】についてお話させて頂きます。
誤嚥(ごえん)性肺炎と聞いて、どのような症状を思い浮かべますか?
誤嚥(ごえん)と言うだけあって、ムセて苦しくなりそうなイメージありませんか?
実は、ムセもせず、咳もでない事もあるんですよ。
そして、意外にも寝ている間も誤嚥(ごえん)が起こることもあります。
寝ている間に、唾液や胃酸などが逆流して微量に気管に垂れ込む事があるのですが、この時はムセなどの自覚症状は起こらないのです。
ですので、気付かずに肺炎を起こしていることもあるようです。
人間には、誤嚥(ごえん)を防ぐ為の防御反応として、「嚥下(えんげ)反射《ゴクン》」と「咳反射《ゴホン》」の2つの反射反応があり、睡眠時もこれらの反射が起こっているのですが、これらの機能が低下していると寝ている間の誤嚥(ごえん)が起こるのです。
ですので、この機能を鍛えることが予防になってきます。
残念ながら、年齢と共にこれらの機能が多少なりとも低下していくので、早い内から鍛える事が大切なってきます。
そして、誤嚥性(ごえん)肺炎で重要なのは、お口の中を清潔に保つ事です。
繁殖した細菌が気管へ入り込むことにより、誤嚥(ごえん)性肺炎が起こりますので、原因となる歯垢·歯石を定期的に歯科医院で除去する、もし通院が難しい全身状態であれば専門家にお願いするか、専門家に清掃方法を教えてもらってケアをしてあげるのもいいと思います。
お口から食事をとることが、お口の良好な環境を整えることに繋がりますし、先程お話させて頂いた反射反応機能を鍛えることに繋がります。
それは、お口から食べることによって、唾液の出がよくなり、摩擦·洗浄という洗浄効果や唾液の抗菌効果などが期待できるからです。そして、ある程度の固形物であれば飲み込む時に、喉の筋力も使います。
もし、お口からの食べ物の摂取が難しく点滴等により栄養を摂っていらしゃる方は、今まで以上にお口のケアをしっかりしましょう。
また、免疫力の低下によっても誤嚥(ごえん)性肺炎が起こります。
免疫力の低下とは、加齢によるものやインフルエンザ·糖尿病、ストレスなどがあります。
これらの予防には、早めのお口のケアが大切です。
まだ大丈夫と安心せず、大病する前に定期的に歯科医院でメインテナンスをしていきませんか?
反射反応機能を鍛えるのは、当院で行っているMFT(口腔筋機能療法)と関連のトレーニングがありますので、最近少しムセやすくなったな…喉の筋力が低下したのか歯科治療を受けるのがしんどくなってきたな…と感じられていらしゃる方は是非ご相談下さい。
2017年8月20日
久々登場荒木です(^O^)
こんにちは。
荒木です。
入社から4ヶ月が経ちました。
大まかな助手業務には慣れたかな、というところで、次は”丁寧に早く”を意識しようと思っております。
さて、皆様、ご自身の体の中で歯の優先順位は何番目でしょうか?
普段から歯への美意識が高い方には、1番に決まってるでしょ!と思われるかもしれませんね。
以前、私は歯に無関心だった為、もちろん歯磨きはほどほどに適当に、また、老後の歯の事など考えたこともありませんでした。
しかし、入社以来、沢山の患者様とお会いさせていただき、無意識のうちに自分の歯への関心が高まっていることに気づきました。
痛くて痛くて仕方なく来院された方や、虫歯が大きく抜歯になってしまった方等。
ちょっとした痛みはお好きな方も稀にいらっしゃるとききますが、
殆どの方が歯に不調を訴えて来院されます。
歯への感心が高い方や、もう虫歯は嫌だっ(T_T)と言う事で定期的に検診を兼ねてクリーニングにいらして下さる患者様が多い事にも歯科医院で勤務して素晴らしいことだなと感じています。
治療中、アシスタントをしていて患者様と色々お話をさせていただく機会があります。「昨日痛くてたまらんかったわ~」等と、歯のお話になることももちろんあり、ご年配の方には「歯は大事にしなあかんよ~!」と言われることがあります。
虫歯の原因としては、遺伝(歯の質)、細菌の種類や数、食事や間食の時間を含めた取り方、糖質の摂取量などがある様です。
遺伝はどうしようもありませんが、元々の歯の質が弱いからと諦めないで下さい。
歯科医院でご自身に合った歯ブラシを選んでもらい、歯磨き指導を受けることや、食生活指導を受けたり…。また、歯磨きで取り切れない歯垢や歯石を定期的に歯科医院で取り除く、等、こういった生活習慣の改善により、虫歯のリスクが減ると考えられます。
”仕方がなく”のご来院を防ぐ為にも、是非ご一緒に歯を守っていきませんか。
患者様に不安なく通院して頂けるように、私もコミュニケーション能力を鍛えて、何でも相談して頂けるようになりたいなと思ってます。
少し前ですが、GWは伊勢神宮へ行ってきました!
伊勢うどん、醤油と昆布出汁ですっごく美味しかったです。
伊勢海老のお刺身等も頂きました(^o^)
こちらは最近行ったニフレルのスッポンモドキです(^^)☆
2017年7月29日
顎咬合学会
皆様こんにちは(^O^)歯科衛生士の池内です。
6月10日、11日の2日間行われました顎咬合学会に出席してきましたので、その報告をさせて頂きたいと思います。
報告の前に、6月10日(土曜日)は、学会出席にあたり臨時休診になりご迷惑をおかけ致しました事をお詫び申し上げます。
さて、本題に入りたいと思います。
今回は、歯に関わる「力(ちから)」について勉強をしてきました。
皆様、それぞれの歯によって役割がある事はご存知ですか?
実は前歯、犬歯、奥歯とそれぞれに違う役割があるんですよ。だから、どれ一つとして失ってもいい歯はないんです。
えっ!?じゃあ、もうなくなってしまってる私は手遅れなの?って思われた方もいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、手遅れだなんて、そんな事はありません。そこを補う適切な方法でしっかり他の歯に負担なく噛めるように機能回復をしてあげれば大丈夫ですよ。
もし、全ての歯がなくなってしまってる状態であれば、顎や関節に負担がかからないようにしてあげれば良いのです。
ですが、そこに「力(ちから)」が大きく関係してくるんです。
何故その歯は虫歯や歯周病になってしまったのか…また、なぜ歯を失ってしまったのか…そこに至るまでに何が起こっていたのかを考えていかなくてはいけません。
その原因は歯だけに留まらず全身にも影響が出てきている事が多いんですよ。
実は気付いていない癖、知らず知らずの間にやっていた習慣が関係しているかもしれません。
虫歯や歯周病を治すにはただ単に定期的に歯科医院に受診してフッ素を塗ったり歯垢・歯石除去をするだけでは根本的な改善にはならない事も多いんです。
もしかしたら、当院に通院して頂いてる患者さまは、よく癖を聞いてくるな?と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実はこう言う事が関係しているからだったんですよ。
今回の学会に参加してより高度な内容を勉強してきましたので、皆様のお役に立てるよう、そして一人でも多くの患者さまに当院に受診して良かったと思って頂いてるよう精進していきたいと思っています。
これからも一緒にお口の健康、そして全身の健康を維持できるよう頑張っていきましょう。
2017年6月11日
はじめまして☆
初めまして。
荒木舞と申します。
3月17日から歯科助手として勤めさせて頂いております。
自己紹介を兼ねて、少しばかりご挨拶をさせて頂きます。
4年生大学を卒業後、約半年間のニュージーランド留学を経て、当院に勤務させて頂くこととなりました。
歯に関する事前知識は無く、ゼロからのスタートですので、勉強の日々を過ごしています。
初勤務日から1ヶ月が過ぎた今、ようやく、大まかな治療の流れや、その処置の意味を分かってきたところです。
皆様に当院での快適なお時間をお過ごしいただける様、努めて参りたいと思っております。
今はまだ何かと頼りない歯科助手ではありますが、一日も早く、皆様に信頼して頂ける様、精進して参りますので、温かい目で見守って頂けたら嬉しいです。
一年目の抱負…
スムーズな診療を行う為、先生や衛生士さんの意図することを事前に考え、素早く動ける体制を常に整える。
どうぞ宜しくお願い致します。
写真は、ニュージーランドとペットのぐりです♪
2017年4月28日
今年も桜の季節がやって来ました!
院長の吉田です。
おかげさまで当院も無事に16回目の桜の季節を迎えることが出来ました。
そして、患者様には毎年恒例の1番チェアー前での花見を楽しんで頂いております。
と言っても診療の合間の僅かな時間だけですけどね(⌒-⌒; )
さて、4月ということで当院にも新たなスタッフが2名加わりました。
また、このブログにも登場してくれると思います!
新たなスタッフ共々益々研鑽を積み、数多い歯科医院の中から当院を選んでくださった患者様の為に役立てるよう頑張ってまいります。
これからもどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m
(下の写真はいつも練習してるフットサルコートです)
2017年4月8日
唾液の量が減るとどうなるの?
歯科衛生士の池内です♪
今回も、前回(2017年3月12日)に引き続き「唾液」についてです。
今回は、唾液が減るとどうなるかについて、お話させて頂きます。
皆様、‘ドライマウス’って聞いた事ありますか?
「お口が渇く」のが一時的ではなく、慢性的に起こるのがドライマウス(口腔乾燥症)という病気です。
唾液が減ると前回お話させて頂いた唾液の働きが弱くなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうのです。
それ以外に、味覚障害が起こったり、口臭が強くなることもあります。
では、口臭乾燥のサインとしてどのような症状が現れるか…ですが、
1、水がないと食べ物が食べられない
2、唇が渇く
3、お口の中がカラカラする
4、話しづらい
5、唇や口角が切れやすい
6、口内炎ができやすい
7、お口の中がネバネバする
8、舌がヒリヒリする
9、目も乾く
10、舌が乾燥している
皆様、いくつ当てはまりましたか?
これらを、日常的に感じるようでしたら、一度歯科医院の受診をおすすめします。
唾液の量が減るのは、色々な原因がありますが、当院で行っていますMFT(口腔筋機能療法)を行うことによって、唾液量UPに繋がる事もありますので、気になる方はご相談下さい。
写真は、桃太郎神社と犬山城です⭐
2017年3月20日
唾液はとっても働き者
こんにちは!歯科衛生士の池内です(^O^)
本日は、『唾液』についてお話させて頂きます。
いきなりですが、問題ですφ(..)
唾液は、1日にどれくらい分泌されるでしょうか?
①300ミリリットル~500ミリリットル
②1リットル~1.5リットル
③2リットル~2.5リットル
正解は、②です。意外に多いですよね。
この唾液には、さまざま働きがあり、お口や歯をはじめ、からだ全体を守ってくれるとても大事な役割を果たしてくれてるんです。
では、具体的にどのような働きがあるのか…ですが、
歯茎や舌などの粘膜を保護して傷つかないようにする「潤滑作用」
食物に含まれるデンプンを糖に変える「消化作用」ご飯をよく噛むと甘く感じるのはこの作用です。
そして、細菌からお口を守ってくれる「抗菌作用」
食べかすを洗い流してお口に残るのを防ぐ「洗浄作用」
歯が溶けるのを防ぐ「緩衝作用」
傷を治す「粘膜修復作用」
虫歯や歯周病から歯を守る「歯の粘膜保護作用」
など、唾液にはこんなにたくさんの役割があるんです。とっても働き者ですよね。
ですが、この唾液が減ってしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうのです。
次回は、唾液が減ることによって起こる口腔乾燥について、口腔乾燥のサインも交えてお話ささせて頂きたいと思います。
歯科医院の窓から見えるサクラの蕾が少しずつ色づき始めました♪
春の訪れ楽しみですね(^o^)
2017年3月12日